フォトジャーナリスト、坂巻Qさんの写真集 “Tompkins Square Park” の出版記念パーティー&スライドショーがブルックリンブリッジ袂のDUMBOのPower House Booksで行われた。
コロンビア大学、International Affairesでマスターを持つ坂巻Qさんは、80年代とても危なかったトンプキンス・スクエア・パークでのホームレス、そしてNYPDとホームレス達の縺れ合いの写真を撮った。彼の写真にはNYを住みやすい町にしたとされるジュリアーニの政策の闇に隠された部分や "gentrification"の深刻な問題が見てとれる。
"gentrification" を日本語に訳すのはとても難しい。
日本語では一言に置き換えられる単語はないように思う。
よく「高級化」なんて訳す人がいるけれど、これは間違っている。
"gentrification" とは、高級化を示しているのではなく、それまでの町に新たな人達が入ってくる事によって元からそこにいた人達が追い出されること、そしてそれによって様々な問題が引き起こされること、そういった深刻な状態を示す言葉だと私は捉える。
80年代、このトンプキンス・スクエア・パークでは、"gentrification" によって町を閉め出された人達が溢れていた。そしてネームプレートを黒いマスキングテープで隠したNYPDの警官達は暴力をもってホームレスになった人達をこの公園からも追い出そうとしたのだった。
Qさんの写真は、当時の闇に葬られた現実をしっかり記録している。
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